自分とは違う価値観に出会うことで、新しい自分を見出せることを知った
グローバル・イングリッシュフィールド
添田さん&鈴木さん
~10日間の短期語学研修に参加して~
Q1 参加の理由を教えてください。
鈴木:中学生のころ、イギリスに少しだけホームステイをしたことがあって―。
その頃は英語を勉強し始めたばかりだったっていうのもあったんですけど、ホームステイ先でまったくしゃべれなかったんです。
コミュニケーションも全然成り立たなくて、本当にそれが悔しかった。だから今回は「リベンジ」っていうか、
現地で出会った人との関係をちゃんと築きたいっていう目標があって、参加しました。
添田:私もアメリカでホームステイしたことがあるんですけど、やっぱり全く話せなくて!
もう、YESかNOかだけ!みたいな(笑)。いや、ホントにそういうレベルだったんですよ。
その時、ホストファミリーの方に食事の時「手はもう洗ってきた?」って聞かれたんです。
「うん、洗ってきたよ」っていう、そんなことすら返事ができなかったんです。それが自分の中で本当~~~にショックで!
だから自分の「短大で2年間学んできた英語がちゃんと使えるんだ」っていう結果を出すために…そうですね…私も「リベンジ」かな。
それで参加しました。あとは単純にヨーロッパに一度行ってみたかった(笑)
Q2 そもそも、みんなはどうして英語を勉強してるの?
鈴木:小さいころから親の影響で洋画を観ていて、それがきっかけで英語に興味を持ちました。
で、小さいころは、そういう俳優さんたちと直接会って話せるような通訳になりたい!とか、
海外のディズニーランドに行って、プリンセスと直接英語で話したい!っていう、すごく子供っぽい夢があって(笑)
それで英語を勉強し始めました。今は、将来海外で生活して働きたいと思っていて、頑張っています。
あ、プリンセスと話すのは今もずっと目標ですよ!夢は大きく!
添田:私は、高校生の時にアメリカに行ったときのことがきっかけです。
実は当時、私は自分の見た目とか、特にこのそばかすがすごく気になってて。
高校生ていうのもあったし、周りからの視線とか見ためばっかり気にしてた時期だったんですよね。
でも、アメリカに行ったとき、周りの色んな人に私のそばかすを「そばかす、めっちゃ可愛いね~‼」って褒められたんです。
それがすっごく嬉しくて!うわぁ~ここに住みたい!って思ったくらい(笑)。
その時ね、いろんな価値観があるんだなぁって思った。私、それまで、そばかすは良くないものだっていう価値観で縛られていて。
そばかすはささいなきっかけだったんですけど、それで1つのことに対して色んな価値観があるんだっていうことが分かったんです。
色んな多様性を受け入れて、もっと視野の広い世界にいたいなあって思ったんです。それで英語を勉強し始めました。
Q3 ハンガリーについて、研修はどうでしたか?
鈴木:そもそも「語学研修行くならハンガリー」っていうのは、実は選択肢にはなかったんです。だって英語圏じゃないですよね。国民性や言語についてもあんまりよく知らないし。でも行ってみたらめちゃくちゃいいところだった!街並みもきれいでした。
添田:現地の人もすごく優しい人たちだった~。先に建物に入った人が後ろの人のためにドアを抑えていてくれたり、レジの人が私たちが観光客だとわかるとすぐに英語に切り替えてくれたり。時差や観光で疲れてるんじゃないかって、ホストファミリーが気遣ってくれたりしたのが嬉しかったです。すごくいいなあって思った。あ、パン屋さんが多かった!日本でいうとコンビニよりパン屋さんの数が多いでょっていうくらい、パン屋さんが多いです。
Q4 で、英語の方はどうでしたか?目標は全く話せなかった過去の研修のリベンジ!だったけど、それはできたのかな?
鈴木:できました!
添田:できました!もう最後、ホストシスターとカフェで語り合えるぐらい!(笑)
鈴木:向こうにいる間は絶対に翻訳アプリとか使わないぞっていう目標があって。
わからなくても、自分の中でどうにか絞り出して、コミュニケーションできました。日本にいると、自分の下手な英語をみんな(クラスメイ
ト)に聞かれちゃうっていう、そういう恥ずかしいって言うか、嫌だなっていう気持ちがあるんですよ。でも、向こうに言ったら、そんな場
合じゃないし。
添田:そうそう!それにお互いネイティブじゃないから、間違えたりなかなか通じないっていうときも、「この気持ちわかるよね?でしょ?」みた
いな通じ合うものがあって(笑)語学そのものじゃなくて、一生懸命コミュニケーションをとって分かり合えたことが嬉しかったです。
鈴木:そうそう。ハンガリーの日本語を勉強してる高校生たちも、間違った日本語を使ってるけど、全然私たちは気にならないし、向こうも私たち
の間違いなんて気にしないし。なんかお互いに一生懸命しゃべれたことが嬉しくて。
Q6 10日間っていう短い期間だったけど、得たもの、成長したこと、ありましたか?
鈴木:今まで英語を話すときに、文法とか小難しく考えちゃったり、難しい日本語をまず頭の中で考えちゃったりしてたんだけど、本当にコミュニケーションをとりたい!話したい!って思ったときは、知っていることを一生懸命つなげれば通じ合えるし、わかってくれるんだっていう感動があった。だからかな?「なんだ、自分できるじゃん!」ていう手ごたえがありました。
添田:あと、「言語」っていうものの捉え方が、現地の高校生と、私たちとで全然違って、すごく刺激を受けました。あ、もっと勉強頑張らないと!って思えて、本当にいい刺激を受けたと思います。
添田:短い期間だけど、自分を今と文化も環境も全く違うっていう場所に身を置くことで、自分の中の新しい自分が見出せると思いました。周りが助けてくれない場所に身を置いてみたら、意外と自分ってやって行けるんだっていう自信もつく。それから自分とは全く違う新しい視点や価値観に出会えて、そしてそれを受け止めていくっていうのがあるから、自分の器が広くなったっていうのかな…そんな気がする。仲いい友達もできたしね!
鈴木:短いから語学力が伸びるっていうわけではないけど、コミュニケーション能力は爆アガりします!
どうにかして人とつながりたい!話したい!っていう気持ちになるんですよ。だから、根本的な意識が変わる。本当に変わると思います。
Q7 いい話をありがとう! みんなもうすぐ卒業だねぇ。
添田:はぁ~~。私たちね、あと2年間ここ(サノタン)で勉強したいの。ね?
鈴木:うん、そうそう!
添田:うちのグローバルの先生たちに教えてもらえて本当にラッキー!2年間、短かったね。
鈴木:本当、短かったよね。もっとここにいたい。
添田:多分ここの学校だったから「2年間が短かった」って思うんだと思う。
ほかの学校でやってたら、あんまり身にならなかったかもしれないけど、ここだからあと2年勉強したいって思える!それくらいサノタンのネイティブの英語の先生たちがすごくいい!はぁ~卒業したくない!