海外研修Ⅰ(台湾研修)
「当たり前」の壁を壊した初めての海外研修
観光ホスピタリティフィールド 原さん
原さんは海外へ行くのは初めてでしたか?
はい。初めてでした。行ってみたくて両親に相談したら、いいチャンスだと言ってくれたので行くことに決めました。でも、私も家族も海外には行ったことがなかったので、全然準備の仕方が分からなくて・・・。短大の先生をはじめ、親戚の人とか、色んな人に聞きながら前日ぎりぎりまで準備をしていました。スーツケースも、結局前日に買いに行ったんですよ!
でも、初めての海外研修に台湾を選んでよかったと思っています。
日本からそんなに遠くないところで、自分にとっては不安も少なかったです。
初めての海外、そして台湾の印象はどうでしたか?
初めて海外に出て感じた事は・・・
当たり前なんですけど、周りに書いてある字が読めない!
いや、でもその当たり前のことが私にとっては衝撃でした。海外に来たんだ!と思いましたね。人、その国のにおい、雰囲気、あらゆるものに「あっ、なんか外に出たぞ」っていう感覚が沸き上がってくる感じでした。
食事はどうでしたか?
食べ物は全体的に、なんていうんでしょうね、後味が漢方?みたいな感じでした。こういう食の部分も、日本では体験できないことがたくさんあります。生まれて初めて食べるものにはどれもびっくりしました。私は何でも積極的に食べましたが、どうしても食べられなかったのが、烏龍茶で煮た卵でした。大人になって味覚がある程度出来上がったあと、味が合う合わないを違う食文化でたくさん感じたりすることも、自分にとってすごく新鮮でした。美味しいと感じたのはやっぱり小籠包です!
プログラムの内容と、原さんがこの研修で得たものを教えてください。
プログラムの主な内容は、現地視察と、現地の大学や高校を訪問して学生さんたちと交流したりすることでした。特に、現地の高校生たちと一緒に視察に行ったのが、本当に楽しかった!
お互い簡単な英語しか話せなかったんですが、それでも一生懸命伝えようとしてジェスチャーや知っている言葉でコミュニケーションをとっていました。
来る前は英語が苦手だという意識が強かったけれど、
実際に「相手に伝えよう」という気持ちでいっぱいになれば、
なんとかできる力が自分にもあるんだ!ということがわかりました。
「伝えたい」って本気で思う気持ちって、とても大事なんだなと思います。
この研修で、すごく大切なことに気付くことができました。
その他、印象に残ったことを教えてください。
台湾は多民族国家なので、色んな国の文化が混じっている街並みが印象的でした。伝統的な建物から、新しいビルもあって、それがうまく融合しているんです。新しい文化と、古い文化が絶妙に混じり合って、独特な雰囲気を作っていて、
それがとても素敵だな、と思いました。
あとは、顔のエステとか、足つぼマッサージもやってみました。
「痛い!」っていうと、どんどんお店の人がさらに痛くしてくるので、
それが逆にすごく面白かったです。
美容製品やマッサージ、パックは台湾では有名で、
エステの最後に出てくるお茶も美味しいです。
台湾に行ったらエステやマッサージはおすすめです。
原さんの「皆に伝えたいこと」
私は、短い期間だったけれど、
日本の外に初めて出てみて実感したことがあります。
それは『今までいた自分の世界は当たり前じゃなかった』っていうことです。
例えば人と人との接し方。やっぱり日本人同士とは距離感が全然違います。
あとは、態度や立ち振る舞いや、建物やにおいや、本当に小さなことまで。
研修に行くまでは
私にとって、今まで生きてきた自分の生活が私の世界のすべてで、
それ以外のものを見たことがなかったから、
自分の生活=「この世界の当たり前」だと思っていました。
でも、そうじゃないんだ、ということを、
台湾で現地の学生さんと交流した時に感じました。
直接肌で感じるって、すごく大事なこと。
この研修に参加して、本当によかったと思います。